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少しでも高い金利を確保。戦略的かつ機動的な預金商品の有効活用法。

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今回は投資をしないときのお金の寝かせ方についてです。皆さん、多かれ少なかれキャッシュ(現金)のポジションというのは持っているのではないでしょうか。リスクをとっている投資比率が多めの方でも、全財産を投資につぎ込んでいる強者はなかなかいないかと思います。

 

そうすると誰しもが現金というものは常に持ち合わせていることになります。特に投資のタイミングを狙っている方であれば、現金比率を多めにと考えることは当然の流れとなります。今回は、投資をしない時期でお金を寝かせておくにしても、少しでもリターンを狙っていくべきだというお話をしたいと思います。

 

 

通常の預金金利の現状

いきなりですが、皆さんは現在の預金金利をご存知でしょうか。三菱東京UFJ銀行の「円預金金利 | 三菱東京UFJ銀行」を見ると、普通預金の金利が0.001%、定期預金の金利であっても現在は概ね年0.01%という水準という極めて金利が低いことがお分かりいただけます。

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(出所:上記の三菱東京UFJ銀行HPより)

 

この数字がどのくらい少ないかというと、100万円預けても普通預金では年間10円、定期預金で100円しかつかない計算になります。ATM手数料でも取られたら、それだけでこの金利は飛んでしまうくらいということになります。そして繰り返しになりますが、これは「年間」の数字です。

 

こういった低金利の時代ですので、定期預金であってもあまり日の目を見ることがありません。でも今回はあえて、この定期預金という若干金利が高い商品、そしてその定期預金の中でも高い金利を得ることができる商品を考えてみたいと思います。

 

金利が高めの預金商品

では、定期預金といっても、そんなに大きく金利が変わってくるのでしょうか。日経スタイルの「金利高めの定期預金 主にネット経由で、普通預金も|マネー研究所|NIKKEI STYLE」という記事を見ると、下記のようにいくつかの預金金利が高めの商品というものが紹介されています。

style.nikkei.com

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(出所:上記のNIKKEI STYLEより)

 

例えば愛媛銀行の所に出ている0.3%の金利を受けられるとします。先ほどと同じ100万円預けたと仮定すると、税引き前で年間3000円の金利を受け取ることができる計算になります。先ほどの三菱東京UFJ銀行の例では普通預金で10円、定期預金で100円だったことを考えると、だいぶ良い金利であることがご理解いただけるかと思います。

 

このように探してみるとけっこう良い金利を提供している金融機関はあります。特に地方の金融機関やネット銀行は、高金利という戦略を使い、うまく預金を集めようとしていることがうかがえます。こういった少しでも金利の高いところを活用しようというのは、実はかなり重要になってきます。

 

(こうした高金利の預金を探す参考サイトとして、「【定期預金の金利を徹底比較!】定期預金金利の高さで選ぶ!おすすめネット銀行ランキング!|ネット銀行比較|ザイ・オンライン」もありますので、ぜひ見てみてください。)

diamond.jp

 

短期であっても定期預金を活用

ここまでで実はよく探してみると、まだまだ高い金利を得ることができる預金商品というのはまだあるということがお分かりいただけたかと思います。しかも定期預金には投資商品にはないメリットがあります。それは何といっても元本が保証されているというところにあります。株や投資信託ではもちろん高いリターンを狙うこともできますが、もちろん値下がりによる元本の毀損が起こるケースもあります。

 

お金を働かせる。でもお金の働き先として不適切なブラック企業とは!?」にて、お金を働かせるにしてもお金を生み出す可能性の低いところに投資をしてはいけないというお話をしました。特に高値圏にある商品は、今まで値段が上がっていたとしても、今後更に値上がりするかという視点を常に意識してほしいと考えています。

 

もし今投資しようとしている商品が高値圏で、もう少し値下がりを待ってから買いたいという場合、私はお金を寝かせておくにしても普通預金ではなく定期預金を使ってほしいと考えています。

 

定期預金は比較的短期1か月単位のものもあります。もし次の月くらいから投資を考えているのであれば、こういった短期の商品を使うことも一つのテクニックです。(ただし金利は通常年率で表示がされているので、1か月ものであれば表示されている金利を12で割る必要があります。)

 

あるいは預金の半分を今年投資、あとの半分を来年から投資という計画を立てている場合、その来年からの投資に回すお金は1年間の定期預金に入れるというのはいかがでしょうか。そうすることでリターンを底上げすることができます。

 

投資、また広くビジネスには、サイクルというものがあります。好調な時もあれば不調な時もあります。投資は理想的には不調から好調に移るときが一番リターンを享受することができます。

 

そういった意味では常に投資をすることだけを考えるのではなく、必要に応じては投資をしないという判断も必要なケースが出てきます。そういった投資をしないという時には、元本が保証されながらも高いリターンを得ることが大事になります。

 

まとめ

今回お伝えしたかったことは、「普通預金にはなるべくお金を置かない」というところになります。最初にお話したように、今は大手の銀行でも0.001%という非常に低い金利になっています。ただその一方で、常に投資というものを行いリターンを得るということが、賢い選択でないケースもあります。

 

そういった場合には定期預金も活用し、少しでも安全にお金を増やしていくということが重要になっていきます。リターンを得るのは株や投資信託だけではありません。安全に少しでも高いリターンを得ることは可能なのです。そのためにはぜひ戦略的かつ機動的な資金運用を考えてみてください。

 

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