移転しました。

約2秒後に自動的にリダイレクトします。

評判のWantedlyに登録して分かったメリット・特徴、またスカウトをされるためのコツとは

f:id:finance_blog:20180204002915j:plain

Wantedly, Inc. (ウォンテッドリー株式会社)」さんの転職者・求職者用サービスに登録してみた。特に今すぐに転職がしたいというわけではないですが、いわゆる若い勢いのある企業が多いイメージがあったので、お試しという意味で始めてみました。

 

登録してみて分かったことは、サイトも見やすく、コンセプトも面白いと感じました。まだ始めたばかりにはなりますが、とりあえずここまでの感想を載せてみたいと思います。

 

(追記)

Wantedlyを3か月ほど使ってみたので、実際に使った感想や、スカウトをされやすくするためのコツを掲載したいと思います。

 

 

Wantedlyとは?

Wantedly(ウォンテッドリー株式会社)とは、いわゆる職を探している人と、企業とのマッチングサイトです。こういったサイトは今までにもたくさんありましたが、かなりハードルが低く、気軽に出会いが提供できるというところに強みがあるようです。

 

Wantedly株式会社のビジネスモデルについて考えてみた」というサイト様では、「お見合い型就活」から「恋愛型就活」へという言葉で表現がされていました。

 

実際に、Wantedly創業者の仲様という方はどういった方なのだろうと思い、経歴を見てみました。率直な感想としては、非常に面白い経歴の持ち主の方だなと思う。

business.nikkeibp.co.jp

1984年生まれ。千葉県出身。高校でニュージーランドに留学し、大学は京都大学経済学部に進学。在学中に起業を経験し、卒業後、外資系投資銀行のゴールドマン・サックス証券に入社。2年ほどで退職し、漫画家を目指した後、フェイスブック日本法人の立ち上げに参画。半年後の2010年に独立し、現ウォンテッドリーを創業。 

 

投資銀行から漫画家、そしてフェイスブック。どこかで機会があれば、どのような経緯だったのか聞いてみたいと思いました。

 

ちなみに、Wantedlyさんは2018年2月時点でマザーズに上場しています。

stocks.finance.yahoo.co.jp

 

Wantedlyのサイトの特徴・強みは?

登録をしてみたイメージですと、facebookをビジネス用に改良したといった印象がありました。なおWantedlyはfacebookでもアカウントを作ることができます(ただし、wantedlyヘルプページの「Facebookとの連携解除 – Wantedly, Inc」によると、facebookと一度連携をしてしまうと、解除はできないようなので、注意が必要です。これは人によってはデメリットと感じるかもしれません)。

 

ここからWantedlyの特徴やメリットを少しまとめていきます。

 

Wantedlyでは募集要項に年収を載せてはいけない

Wantedlyでは募集要項に年収といったあまり具体的なことを載せてはいけないようです。その理由としては、その企業やそこで働く人たちの理念に共感できるかという所を最優先にしているからです。

 

年収は載せちゃダメ!? 新しい仕事のスタイルを提案するWantedlyって実際どう?」に、Wantedlyのビジネス・デベロップメントの方のインタビューが出ていました。

その基準は、年収など条件のマッチングではなく、どんな“チーム”と働くか、どんな“思い”を持った会社で働くかの部分のマッチングであると考えています。Wantedlyはこの基準で、自分に合った会社を探せるサービスです。

 

このページによると、Wantedlyを使って採用を行っている会社の特徴としては、「転職活動を本格的にしている人以外も、採用のターゲットにしたいと思っている会社」「会社の想いや働く人の魅力で選んでもらいたいと思っている会社」というのがあるようです。いきなり、お金の話はしない。。。あくまでも求職者もそれを理解した上で、利用する必要があるようです。

 

「話を聞きに行きたい」ボタン

Wantedlyには、「話を聞きに行きたい」というボタンがあります。他の転職サイトですと、「応募する」というボタンがありますが、それをもう少しハードルを下げたものとなり、まずはカジュアルに話だけ聞きたいという人に、良いサービスです

 

これも先の「会社を好きになった上で転職してほしい」という考えのもとにあるのではと思われます。求職者からの「興味がある」というサインになりますので、その人のプロフィールを見た上で、企業さんは実際に会うかどうかを決めるというプロセスになります。

 

「話を聞きに行きたい」ボタンを押しますと、あなたの興味の度合いを「今すぐ一緒に働きたい」「まずは話を聞いてみたい」「少しだけ興味があります」の3つから選んで企業に伝えることになります。

 

詳細なプロセスはこちらをご覧ください。

seleck.cc

 

求職者もかなり内面を開示

なかなか面白いと思ったのは、プロフィール入力欄の「スキル・特徴」の項目です。何となく真面目な「マネージメント経験」とか入れるのかと思ったら、けっこう内面的なことを入れてもよいようで、面白い項目だなと思いました。(もちろん真面目なものを入れても良いかとは思います)

f:id:finance_blog:20180203235644p:plain

スキルで「ボケ」とか入れていいのかちょっと考えますが、他の転職サイトではこういったものはないので、かなり特徴的だと思いました。

 

「カジュアルに良い出会いを提供」といったコンセプトでやっているWantedlyさんに賛同して企業さんは利用されているので、こういったところも面白いなと感じました。

 

Wantedlyでスカウトされやすくするためのコツ

ここではWantedlyで、うまくスカウトを受けるちょっとしたコツをお話します。私は、実際に10件以上のスカウトが来ました。もちろんスカウトの数が多ければ良いというわけではないですが、Wantedly様のカスタマーサポートや企業様とお話をしていく中で分かったことを共有します。

プレミアム会員

スカウトされたいのであれば、まずはプレミアム会員になることをおすすめします。今、転職業界は売り手市場(求職者が有利な状態)になっています。したがって、企業は少しでも優秀な人材を効率的に確保したいと考えています。

 

そういった意味で、企業様はスカウト機能を活用します。スカウト機能を活用すれば、彼らが欲しい人材に直接アクセスできるので、向こうとしても採用活動を効率的に行うことができます。

 

Wantedlyの「プレミアム会員紹介ページ」では、そのメリットが紹介されています。

f:id:finance_blog:20180524145428p:plain

現在(2018年5月時点)ですと、月額2,980で契約ができます。また初回1週間は無料とのことです。私も、実際にプレミアム会員になってから、スカウトが劇的に増えました。

 

公開範囲

Wantedlyでは公開範囲を設定することができます。

一般公開
Wantedlyに登録していない人でも閲覧できます。

Wantedly登録ユーザー
「Wantedly登録ユーザー」と「Facebookの友達の友達」までが閲覧できます。

2次のつながりまで
「Wantedly上のつながりのつながりまで」と「Facebookの友達の友達まで」が閲覧できます。

人事のみ
Wantedlyに登録している企業の採用担当者のみ閲覧できます。

 

出典:Wantedlyヘルプページ「プロフィールの公開範囲を設定したい – Wantedly, Inc.」より

しかしここの設定は、企業の人事担当者様の閲覧には影響がされないようです。例えば、私が個人的な情報をあまり公にしたくないとします。ほとんどの設定を、「2次のつながりまで」とすると、あなたと直接つながっていないとあなたの情報を見ることはできません。しかし、人事担当者様やスカウト担当者様があなたと直接つながりを持っていなくても、あなたの情報を見ることができるということです。スカウトをされるために、個人情報をパブリックにしなくても良いのです。

 

あしあと機能

Wantedlyには、あしあと機能があります。つまり、あなたが誰かのプロフィールを見ると、あなたが見たという形跡が相手側に残ります。

 

気になる人のプロフィールを見た後に、もしあなたのプロフィールが充実していれば、あなたのプロフィール画面に先方が戻ってきて、スカウトを行ってくれるケースもあるかもしれません。

 

「あとで見る」機能

以前は「ブックマーク」という名前だったようです。企業様側では、誰がブックマークをしたかといことが見えるようです。

wantedly.zendesk.com

 

ある企業様にスカウトをしていただいたのですが、その時に言われたのが、私がこの「あとで見る」という機能を使ってブックマークをしていたから声をかけてきたと言っていました。

 

もちろんスカウトは、「受動的」なものなので、声をかけられるという確証はありませんが、もしあなたがシャイであっても、もしかしたら声をかけてもらえるかもしれません

 

▼以下は関連記事です。

Wantedlyを実際に使ってみて、良かったスカウト、またちょっと残念だったスカウトをまとめてみました。スカウトが来たときの良いスカウトと、いまいちなスカウトの判断のご参考になればと思います。

www.finance-tenshoku.com

「外資系金融に入るための戦略」を全6回でまとめてあります。しかし、転職であれば応用が利く部分が多いと思います。今の会社を出てみたいと思ったら、ぜひこちらをご参照ください。

www.finance-tenshoku.com