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【株式投資・ファンダメンタル分析編】おすすめ書籍9選

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今回は過去に何度か行ったお勧め書籍のまとめです。今回は株式投資に焦点をあて、その中でもファンダメンタル分析について学べるものを選びました。

 

(過去のおススメ書籍のまとめはこちらからどうぞ)

www.finance-tenshoku.com

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道具としてのファイナンス

厳密には株式投資の本ではないですが、ファイナンスを体系立てて勉強できる極めて良書です。いわゆるMBAのファイナンスの基礎を学ぶことができる本なのですが、本書は難しい理論や処理はエクセルに行ってもらおうという所に重点を置いています。本書の第2章ではリスクやポートフォリオ理論、第3章では企業価値評価ということでWACC(加重平均資本コスト)の計算や会計の基礎知識が紹介されています。株式投資を行う上で企業価値分析といった分野にもご興味をお持ちの方であれば、本書はまさに最初に読むべき本だと思います。

 

[新版]グロービスMBAファイナンス

本書は先の「道具としてのファイナンス」を発展させた本と言えます。こちらはその名の通り、MBAレベルのファイナンスを学ぶための書籍になります。株式投資のみならず金融の分野をアカデミックな観点から学んでみたいという方に、おすすめしたい本となります。

 

一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 上級編

本書はより実践に近い内容となります。株の「入門 上級編」という少しややこしいタイトルではありますが、内容はかなり濃いと言えます。特に複雑な財務分析の中でも、株式投資という観点から必要な分野だけを分かりやすく解説をしております。またチャートにも触れており、株式投資を始めたばかりの方にとっては、非常に重宝できる書籍だと思います。

 

本書の12ページ目には「株式投資の3つの基本」として以下の事が挙げられています。

  1. 業績が良く
  2. 割安で
  3. チャートが良い 

 この3点からも分かるように、ファンダメンタルとチャートの両方をカバーし、どのように企業を分析したら良いかが述べられています。非常に良い本だと思います。

 

株を買うなら最低限知っておきたい ファンダメンタル投資の教科書

本書は「一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 上級編」と同じように、ファンダメンタル分析の基礎となる部分を紹介しております。特に第1章の「会社四季報」の読み方に関しては、多くの方が基礎の再確認として使える内容が盛り込まれております。財務分析に興味を持たれた方はまず本書か「一番売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 上級編」あたりから始められるのが良いかと思います。

 

外資系アナリストが本当に使っているファンダメンタル分析の手法と実例

本書は少し専門的な内容になります。しかし、財務分析という観点から株式投資を考えるというテーマの書籍という観点から考えたときに、私にとっては非常に満足度の高い1冊となりました。内容としては上で紹介した書籍の発展形と言えます。本書の「まえがき」に著者の高田氏は株式分析をこのように定義しております。

株式分析とは、その企業に関わってきた一人ひとりの思いや資産の価値を、将来のキャッシュフロー(もしくは利益)を通して、株価というたった1つの数字に集約していく挑戦

 

ここからも分かるように本書は将来のキャッシュフローを現在価値に割り引いて打倒株価を考えるという株式アナリストの方が良く使う方法が紹介されています。しかし、将来のキャッシュフローを見積もるという作業は正解がなく、非常に困難な作業ではありますが、その一連の流れを見ることができ、我々の投資に活かせるという点は魅力的です。

 

「市場」ではなく「企業」を買う株式投資

本書はぜひ皆さんに読んでいただきたいと強くおすすめしたい書籍です。内容は正統派の株式投資本で、「会社を買う」という観点から、株式投資が論じられた本になります。また本書は、各金融機関のプロフェッショナルの方が、それぞれの章を担当されており、物の見方や考え方に幅広く触れることができます。そのビジネスの参入障壁や経営者の人柄、リスク管理の方法、何回読んでも新しい発見があります。なぜ株式投資を行うのかという原点に返らさせてくれる本だと思います。そういった意味でも、株式投資を行うことの意味、そのリターンとは何か、どこまでその会社を理解した上で投資をしているか、非常に濃い内容なので、ぜひ皆さんに読んでいただきたいです。

 

10万円から始める高配当株投資術

厳密にはファンダメンタル分析に特化した書籍ではないのですが、本書もおすすめなのでご紹介したいと思います。本書は基本的には高配当株に投資をし、安定的に資産を増やしていくという点にフォーカスした書籍です。ただ配当利回りが高ければ良いというわけではなく、高配当株の中でも買ってよい株、買ってはいけない株というのがございます。そこでファンダメンタル的にどういった株式を買ってはいけないのか、またどういった業種の株を買ってはいけないのかという所が紹介されています。また本書最後の「高配当株優柄銘柄」は今まで自分ではきがつけなかった銘柄も多かったので、勉強になりました。

 

バカでも稼げる 「米国株」高配当投資

本書は上の「10万円から始める高配当株投資術」と類似していますが、米国株に特化している所が大きな特徴です。今まで日本人の方が書いた米国株投資の本というのはそれほどありませんでした(どちらかというと海外の方が書いた書籍の、日本語訳というものが多かったです)。本書のメインの内容といたしましては、高配当でかつ増配している、いわゆる株主への還元を重視されている企業を的確に選び、それを10銘柄ほどで持ち、また入ってきたキャッシュで再投資するという非常に手堅い手法が紹介されています。(本書の内容は「【米株初心者の方はぜひ】「バカでも稼げる『米国株』高配当投資」は、米国株投資を始める最初の入門書として最適」でもご紹介させていただいております)

 

 

1%の人が知っている99%勝てる株が見つかる本

こちらは元ファンドマネージャーだった山本 潤(やまもと・じゅん)氏と、経営者である皆木 和義(みなぎ・かずよし)氏による書籍です。本書は主に以下の2つのパートで構成されている。

  • 優良銘柄の見つけ方、また本書で紹介されている手法に合致する銘柄
  • 経営戦略、ビジネスモデルの見極め方 

 本書で紹介されている手法は「多段階配当モデル」というもので、わずか11の計算を行うだけでお宝株が見つけられるというものだ。個人的には非常に理にかなったものだと感じており、また簡単にファンダメンタル分析ができるという点で、本書は優れていると感じている。また後半のビジネス分析は、ビジネスマンであれば知っておきたい知識、またそれを投資にどう生かすかということが述べられている。とても良い本だと感じている。