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【保存版】インターンシップ、これだけは忘れないで!成功に導く方法・コツ5選!!

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今回はインターンシップについてお話ししたいと思います。外資系で社会人をやっていると毎年インターンシップ生の方々がいらっしゃいます。インターンシップとは非常に面白いかつ理にかなった制度で、メリットも多いものだと思います。

 

インターンシップにおける、企業と学生のメリット。 | インターンシップの30のマナー | HappyLifeStyle」には、企業側・学生さん側のメリットがこのように説明されております。

 

企業側メリット

・仕事の一部をお手伝いしてもらえる
・採用候補者を探すことができる
・学生たちをモニターとして、市場調査ができる
・社名や商品を学生たちに認知させ、波及効果を期待できる
・学生を育てる役割を訴えることで、企業の印象を高めることができる

 

学生さん側メリット

・社会人として働く様子を具体的に確認できる
・仕事に必要な知識・技術・意識などを学ぶことができる
・社会人との人脈ができる
・社員から業界や仕事の詳しい話を聞くことができる
・自分を売り込む場として活用できる
・インターンシップの経験は、自己PRや志望動機のネタになる 

 

今回は学生さん側目線での記事にしようと思うのですが、特に注目いただきたいのが「自分を売り込む場として活用できる」という点です。ではどのようにしたら自分というものをアピールし、採用へとつなげることができるのか、実際に見ていきたいと思います。

 

 

見られているという意識

まずはこれが一番大事です。学生さんは、インターンシップの企業さんに行くと先輩社員の方がついてくれて、いろいろ教えてくれたり、簡単な仕事を振り分けてくれます。みんな優しいし、楽しいし、良い会社だなと思うかもしれません。ここまでは非常に良いことです。

 

ただその裏では必ずあなたへの評価というものが付けられています。優秀な学生なのか、そうではないのか、熱心なのか、いろいろな観点からみられています。フレンドリーでいい社員さんが多くても、まずは見られているということを忘れないようにしてください。

 

素直さを出す

では実際にどういったところを社員さんは見ているかということです。あなたは学校で多くのことを学んでインターンシップに来ているはずです。金融機関にインターンシップに来る学生さんは多かれ少なかれ金融に興味があり、そういった授業もとった上で来ています。

 

自分が習ったことを出すというのは非常に強いアピールポイントになります。でも注意してほしいのは、その知識をあまり出しすぎない、押し付けすぎないということです。

 

実務で行っていることと学校で習うことは違うということがあります。学校で習ったことが全てだと思わず、実務ではこういう風にやってるんだという素直な気持ちで学んでください。

 

「期待をされているわけではない」ということを認識する

2の「素直さを出す」と似ていますが、企業さん側はインターンシップの学生さんに高い期待を抱いていません。もちろん優秀な学生さんを取りたいという意識はありますが、何でもかんでもできるとは思っていません。

 

私自身転職を何回か行っていますが、全く同じ仕事内容であっても会社によって、処理の仕方は大きく異なります。実務者でもそうなので、経験のない学生さんに高い期待は抱いていません。だからこそ新しい知識を柔軟に取り込む「素直さ」というものが大事になります。

 

気負わずに、楽な気持ちでインターンシップを行うということも大事なマインドの一つです

 

準備は怠らない

素直に向き合おう、期待はされていないのでじっくりやろう、と言っても受け身ではいけません。以前、債券のチームにインターンシップに来た学生さんに「債券って何ですか」と聞いたところ、「分かりません」という回答でした。

 

これではいけません。一応、その学生さんのことを擁護すると、チームをいろいろローテーションしていたので、必ずしも債券に興味があるという人ではなかったのかと思います。

 

でも、ローテーションのスケジュールは分かっているわけですし、前日にインターネットで調べることはできるはずです。債券のチームを見に行くのに債券が全く分からないのであれば、その数日をどう過ごすつもりだったのだろうと感じてしまいます。

 

もちろん完璧な答えを求めてません。「借金のようなもので、金利が払われて」といった断片的な知識でもかまいません。何度も言うように学生さんに高い期待はしていないので(むしろすぐできてしまったら先輩としても何となく複雑です)、自分の調べたことと先輩の知識とすり合わせをしながら覚えていきましょう

 

感謝の気持ち

最後にはやはり「感謝の気持ち」「この機会をくれて、ありがとうございます」といった感情を持つことができ、それをちゃんと伝えられるかというところになります。

 

インターンシップ制度を行っている企業さんは、ほぼ100%学生さんに「良い経験をしてもらいたい」「うちでの経験がプラスになった」という気持ちをもってもらいたいと思っています。

 

そのために準備も行いますし、それなりの時間を学生さんに費やしてくれます。特に良い学生さんであればあるほど、社員の方もこの人に来てもらいたいなと思うようになります。それはうまく伝えてほしいと思います。

 

別に何かプレゼントを渡せということではありません。物でもらうと、何となく人の心は冷めます。社員さんの立場からすると物をもらっても上の人の目もありますし、あまり嬉しくはありません。

 

一番欲しいものは「成長した学生さんの姿」であり、「ここでインターンシップができて良かった」という気持ちです。そういった感謝の気持ちは必ず伝えましょう。

 

少しいやらしい話になりますが、最初は何もできなかった学生さんが、見られているという環境の中で、素直に学習し、気負わずに、でも自分でできる準備は最大限行い、成長した姿で「ありがとうございました」と言えたら、企業側から見ても成功したと言え、マッチングした、これからも一緒に働きたいと思ってもらうことができます。

 

あなたが行うべきことは周りの人を蹴落として自分をアピールすることではありません。あなたという人の成長と心が見たいと思われていますそれだけは忘れないでください。

 

インターンシップは学生さんにとっても、それなりにタフな時間が続くかと思います。しかし企業の中を見ることができる数少ないチャンスでもあります。ぜひその機会を最大限活用してください。