これは必須!プロも使うアメリカFOMCの金融政策を分析する考え方 / ツール

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皆さん、こんにちは。

 

今回は米国の金融政策、金利動向を考える上で重要なツールをご紹介したいと思います。

 

プロはBloombergブルームバーグ)という金融端末を使い、数多くのマーケットデータにアクセスすることができます。彼らはこの豊富な情報から金融政策の動向を分析し、ポジションをとっています。

 

今回はそんな彼らが見るもので、我々個人投資家がアクセスできる非常に有益なツールを紹介していきたいと思います。

 

 

1. Fed Statement Trackerで声明文の変化をチェック

これはFOMCの声明文が過去と今回でどのように変わったかを見るツールです。

Fed Statement Tracker Embed - The Wall Street Journal

 

こちらのページを開くと現時点では以下のような表記がございます。

 

Job gains have moderated but have been solid, on average, since the beginning of the year, and the unemployment rate has declined.  

 

 例えばこれを見ると前回分では「雇用市場は緩やかながらもしっかりしており」という一文が、今回は「雇用市場はしっかりしており」と「緩やか」という単語が削除されております。このことからFRB米連邦準備制度理事会)は、アメリカの雇用市場に自信を強めていることが分かります。

 

FOMCに限らず声明文は、「前回と比べてどうなったのか」という箇所が一番重要であり、そこから金融政策の動向を予想していく形となります。

 

2. CME Fed Watchツールで金利変更の織り込み具合をチェック

米国の金融政策は多くの主要な中央銀行と同じく、政策金利というもので金融政策の舵取りを行っております。

 

政策金利が何を指すのかは国によって異なりますが、米国はFFレート(Federal Fund レート)と呼ばれる短期金利をどのくらいの水準で維持するかということを政策の基本に掲げております。

 

そして今回のツールは今後そのアメリカの政策金利がどうなっていくと予想しているかを、金利先物から計算してくれるというものになります。

 

www.cmegroup.com

 

計算方法に関しては、こちらのページに詳細があるので割愛しますが、金利先物がどういったものかだけは簡単に紹介したいと思います。

 

金利先物とは、文字通り金利先物になります。つまり将来の金利を取引するものとなります。一般的に「100 - 金利先物の価格」が予想される金利(%)の水準となります。

 

つまり99.25で取引をされていれば、100-99.25で0.75%で取引がされていることになります。

 

先ほども申し上げましたように金利先物は将来の金利の取引となりますので、ここれ取引されている情報を元に、マーケットでは将来の金利水準をどのように考えられているかということを推察することができます。

 

3. まとめ

これらは実際に証券会社さんのレポートにも出てくるようなプロ向けの情報でもあります。ただ以前と異なり、個人投資家機関投資家情報格差というものは非常に狭くなってきていると思います。

 

ぜひプロも見る情報を我々も研究し、マーケットの分析に役立てていければと思います。