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富裕層が注目する『ダイヤモンドへの投資』 そのメリットとは?

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ロイターに「アングル:ダイヤモンド、投資家の新たな「金」になるか | ロイター」という記事が出ていた。記事ではこのように書いてある。

ダイヤモンドは世界で最も濃縮された富の形態と言われているが、投資家は長年、投資先としては金よりも利便性が低いと評価してきた。一粒一粒状態が異なり、評価が主観的になりがちで、トレードが難しいためだ。

SDIX創設者のアラン・バンデンボーレ氏は、新技術でこの問題を解決することに成功し、ダイヤモンドは今後「新たな金」になると話す。

シンガポール・ダイヤモンド・ミント(造幣所)が作る「ダイヤモンド・ブリオン」は、投資グレードのダイヤモンドのコレクションで、評価額を素早く確認できる仕組みになっている。

 今回は投資先としてダイヤモンドを考えてみたい。

 

 

ダイヤモンド投資というものに興味をもったきっかけ

先日たまたま見ていた動画がある。それは与沢翼氏と元HSBC社長の立沢 賢一氏の対談のものだ。もちろん立沢氏はお名前は存じておりましたが、実際に話しているのを見るのは初めてだったので、非常に興味深く動画を見ていた。

 

その中で「資産としてのダイヤモンド」という話が出ていた。

インフレに負けない資産として価値を保っている
持ち運びができる
火で燃やしても表面が焦げるだけで中は無事
ダイヤモンド価格を50年分分析したところIRRが4.57%だった


【希少対談第4話】元HSBC証券社長立沢賢一 × 与沢翼

 

ダイヤモンドの更なる価値

上記の理由に加え、ダイヤモンドはその希少性(生産は少なく、需要は高い)から価値は下がることなく安定的に上昇を続けている。またダイヤモンドはその質によってグレードが適正につけられている。「失敗しないダイヤモンドの選び方 / 結婚指輪のIZURU」で定義がこのように紹介されている。

  • FL(フローレス)-内側にも外側にもキズが全くない。
  • IF(インターナリーフローレス)-内側にキズが全くない。
  • VVS(ブイブイエス)-10倍に拡大するレンズで見てキズの発見が難しい。
  • VS(ブイエス)-10倍に拡大するレンズで見てキズの発見がやや難しい。
  • SI(エスアイ)-10倍に拡大するレンズでキズを発見するのは簡単だが肉眼では難しい。
  • I(アイ)-肉眼でキズを簡単に発見できる。 

 

クオリティーという観点から言えば、FLやIFといったところが希少性も高く非常に良いダイヤモンドだということができます。

ダイヤモンドの価格の推移

ダイヤモンドの取引価格に関して、「Historical diamond prices」というページにこのようなチャートが出ていた。たしかに右肩上がりでの上昇が続いている。もちろんこれが今後も続くかは分からないが、そもそものダイヤモンドの希少性と、装飾品等としての価値を考えると大幅な値崩れはそこまで起きる可能性は高くはないかと思われる。

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まとめ

ここまでダイヤモンドという商品の価値やグレード、価格の推移の話を見てきた。とは言え、じゃあすぐに始められるものかというと、そうでもないのではと考えている。実際、宝飾品店で売っているダイヤモンドは、宝飾品としての価値であって、ダイヤモンドとしての価値が表示価格と同じだけあるケースというのはほぼないと思う。

 

こういった始めにくい市場であるからこそ、参加者も少なく大きな値動きというのがないというのも考えられる。だが、その一方で最初のロイターの記事にあったように、徐々にダイヤモンドへの投資という点にフォーカスが当たり、需要(買い手の増加)が高まれば更なる値上がりにつながるケースもある。

 

もしご興味がある方がいらっしゃれば、ぜひリサーチをされ、始められるのも良いのかもしれない。

 

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